特別な時間

高一から24年の付き合いになるケイ。出会った頃は、かなりおとなしい印象だったかな。(俺が言うのもなんだけど)でも付き合い始めてからはケイの明るさや行動力、当時ハマってた音楽について熱く語る姿を見ていたら、自分には無いものを持っている感じがして、一緒にいて心地よかった。熱く語り出したら止まらないケイ。無言であまり表情を変えず、ただ淡々を聞いていた俺に「かさ、なんか怒ってる?」って何回言われたっけかな。

高校卒業後、ケイが埼玉へ行く事になったときの「かさと離れるのが辛い」という言葉と、流してくれた涙。あのとき俺は、正直ビックリして言葉が出なかった。『帰ってくればまた会えるじゃん』と、軽い気持ちだった気がする。でも今思うと、生まれてから厳しい環境で育ってきたケイにとって、”時間”は特別なものなんだろうなと思った。”離れている時間”。もしかしたらそのまま二度と会えないかもしれない。という気持ちがあったかどうかわからないけど、俺に対して、自分に対して、特別な”時間”を感じてくれていたのかなと思った。


先日、ケイの特別授業に参加させてもらった。
子供達を対象に、夢を持つ事の大切さや、心からの「ありがとう」と「ごめんね」を言う大切さなど、様々なテーマを、サッカーというツールを使って伝えている。正直、何度か参加させてもらって、うまく子供達に伝わってないんじゃないかと感じる事がある。終わった後、ダメ出しする事もある。でも、今回参加した授業はとても良かった。というか、俺自身がいろんな事を感じて、考えさせられた。子供達に伝わっているかどうかなんてわからない。どう感じるかどうかも、ひとりひとり違うだろうし、そこは自己満足でしかないのかも。何よりケイ自身がその葛藤と戦っているんだよね。(あ、ひとつケイに言おうと思って忘れたてたけど、「ありがとう」と「ごめんね」の話をしてたとき、俺の前にいた女の子が大きくうなずいてたよ^^)


授業が終わった後、「ちゃんと御礼言えなかったけど、今日はありがとね。」と、ケイが電話をくれた。「いや、こちらこそありがとう。」「またよろしく!」「あいよ〜」という短い電話だったけど、この一言が、今の俺にはとても大きかった。本当にありがとう。


普段、何気なく過ごす時間を”特別な時間”にしなきゃ。だね。



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by izanagraph | 2016-01-30 16:06 | サッカーのこと | Trackback | Comments(0)

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